えか(庵主)白洲次郎。
しばらく前から本屋で白洲次郎について書かれた本を良く見かける。これだけ見るということは、TVで紹介でもされたのか。もう何年か前にTVで白洲次郎のことを知ったのだが、今覚えているのは、ジーンズを日本で初めて履いたとか、マッカーサーにはっきり物言った・・くらい。
本屋で白洲の本を見ても「流行ってるんだな」と冷めた目で見ていたのだが、・・・結局、今読んでいる。
営業作家が安直な目的(印税)で書いた金持ちぼんぼんの武勇伝的白洲次郎本も娯楽にはいいかもしれないけど、本人に興味があって知りたかったので白洲次郎自らが記した書籍「プリンシプルのない日本」にした。
本を読んでいて思うのは、このぼんぼんは自分が正しいと思うことを自分の意見として口から物言う。言う内容も正論。頭と口先が別物の政治家その他とは異なっている。私自身が、口先だけでべらべら喋るC調な奴が心底嫌いなので、この点白洲次郎は好感が持てる。言える立場にいたから言えるのか、言う性分だから言える立場が得られているのかは分からないけど。
白洲次郎の本の読者層はおよそサラリーマンと思われるが、企業勤めのサラリーマンは会社内での自分の立場、一歩外に出ればその会社の人間としての立場があるので、自分が正しいと思う正論を意見することがなかなか難しい。そういうところからも、白洲次郎が正論をズバッと言い張る姿は、痛快であり羨望の感を抱くところだと思う。
「俺もズバッと言ってみてぇー!」みたいな。

